参加演者
上妻宏光
1973年茨城県出身。6歳より津軽三味線を始め、幼少の頃より数々の津軽三味線大会で優勝を重ね、純邦楽界で高い評価を受ける。ジャズやロック等ジャンルを超えたセッションで注目を集め、2001年『AGATSUMA』にてメジャーデビュー。1st・6thアルバムは「日本ゴールドディスク大賞」を受賞。2009年、ピアニスト・プロデューサー塩谷哲とユニット“AGA-SHIO”を組みアルバムをリリースし、翌2010年には日本・ヨーロッパ各所・アフリカの9カ国にてツアーを行う。同年、津軽民謡を中心とした古典曲をスタジオにて録音した『十季』とベストアルバム『THE BEST OF HIROMITSU AGATSUMA -Freedom-』を同時リリースし、11月に渋谷Bunkamuraオーチャードホールにて綾戸智恵・志村けん・藤原道山・夏川りみ・村治佳織をゲストに招き「10周年特別公演~伝統と革新~」を行う。
2011年には、海外で評価の高い日本人アーティストを集結させたプロデュースイベント「日本流伝心祭−クサビ−」を立ち上げる。
2012年には藤原道山(尺八)春風亭小朝(落語)との公演「和心伝心」を行う。
“津軽三味線の伝統と革新”を追求し、様々なジャンルを超越した創作を続ける姿勢は国内外から高い評価を得ている。
2013年安倍内閣総理大臣主催の「TOKYO2020公式夕食会」、「第5回アフリカ開発会議 公式首脳晩餐会」において、日本を代表して演奏を披露する。
2014年津軽三味線奏者としては初めて、市川海老蔵の本公演に作曲、演奏にて参加。その後市川猿之助など歌舞伎役者との交流を深めている。
また日本全国の小学校において日本の伝統音楽の魅力を伝える授業を行っており、次世代への文化伝承にも力を注いでいる新世代津軽三味線奏者の第一人者である。

OFFICIAL WEB SITE

上妻宏光
市川九團次
1972年4月4日生まれ。1998年大阪松竹座で坂東竹志郎を名乗り初舞台。2005年四代目坂東薪車襲名。2014年市川海老蔵門下となり、市川道行を名乗る。2015年1月新橋演舞場『石川五右衛門』のヌルハチ役で四代目市川九團次を襲名。最近の舞台では、2016年2月市川海老蔵「GRAND JAPAN THEATER」UAE公演にて舞踊『雨の五郎』の曽我五郎時致と『三升曲輪傘売』の男伊達五尺九郎兵衛、4月市川海老蔵特別公演「源氏物語~朧月夜より須磨・明石まで~」では頭中将を勤める。
市川九團次
DAZZLE
「すべてのカテゴリーに属し、属さない曖昧な眩さ」をスローガンに掲げ、比類ない世界観を持ち、独創性に富んだ作品を生み出し続けるダンスカンパニー。
ストリートダンスとコンテンポラリーダンスを融合させた、独自のダンススタイルを創り上げる。
舞台作品においては映像によるテキストやナレーションで物語を紡ぎだし、映画・コミック・ゲームなどのジャパニーズカルチャーの要素を積極的に取り込む。 代表作「花ト囮」ではダンス公演でありながら、演劇祭「グリーンフェスタ」グランプリ・若手演出家コンクール優秀賞を受賞するなど、演劇界からの評価も高い。 また「花ト囮」は韓国のSAMJOKOアジア演劇祭(2010)、ルーマニアのシビウ国際演劇祭(2011)、イランのファジル国際演劇際(2012)に招聘される。
2013年・2014年に国際フォーラムで行われた舞台「ASTERISK」の企画・演出、2015年に赤坂ACTシアターで行われた歌舞伎俳優・坂東玉三郎演出による舞台「バラーレ」の主演を経て、本年(2016年)結成20周年を迎える。

OFFICIAL WEB SITE

DAZZLE
田中傳次郎
歌舞伎囃子方。1977(昭和52)年8月16日生まれ。父・能楽師葛野流大鼓方人間国宝の亀井忠雄、母・歌舞伎囃子方田中佐太郎、兄に能楽師葛野流大鼓方十五世家元亀井広忠、歌舞伎囃子方田中流十三世家元田中傳左衛門をもつ。
父に能楽大鼓、母に歌舞伎囃子、故八世観世銕之亟に謡と仕舞を師事。3歳のとき、「田村」の謡で初舞台を踏む。5歳で「羽衣」の大鼓。9歳で「岩舟」の初能。以降、囃子方だけではなく、子方などでも数々の舞台を勤める。12歳で長唄「鶴亀」の太鼓で初舞台。14歳で芝居の見習いとして黒御簾に入り、15歳で「京鹿子娘道成寺」の小鼓。94年11月に「七代目田中傳次郎」を襲名。95年には市川猿之助のスーパー歌舞伎「カグヤ」の作調。以降、市川猿之助歌舞伎やスーパー歌舞伎、復活歌舞伎狂言の作調、22歳で中村富十郎・中村雀右衛門の「二人椀久」の立鼓。現在、各劇場(歌舞伎座・国立劇場など)に毎月出演し、海外公演にも多数参加する一方で、舞台プロデュースにもその才能をみせる。
「三響會」「一心会」「珠響」主宰。国立劇場養成研修所講師。

OFFICIAL WEB SITE

田中傳次郎
林英哲
11年間のグループ活動後、1982年太鼓独奏者として活動を開始。84年初の和太鼓ソリストとしてカーネギー・ホールにデビュー、国際的に高い評価を得た。2000年ドイツ・ワルトビューネでベルリン・フィルと共演。この模様は全ヨーロッパ、日本などに衛星生中継され、「林英哲」の名を世界に知らしめた。太鼓独奏者としてロック、ジャズ、現代音楽、民族音楽などの演奏家と共演しながら、かつての日本の伝統にはなかったテクニックと体力を要する大太鼓のソロ奏法の創造、多種多様な太鼓群を用いた独自奏法の創作などジャンルを超越した、全くオリジナルな太鼓表現を築きあげている。
今年は演奏活動45周年を迎え、11月1日サントリーホールで記念公演を開催する。
著書「林英哲 太鼓日月」講談社刊。97年芸術選奨文部大臣賞、01年日本文化芸術振興賞受賞。東京藝術大学客員教授。

OFFICIAL WEB SITE

林英哲
MIYAVI
エレクトリックギターをピックを使わずに全て指で弾くという独自の“スラップ奏法”でギタリストとして世界中から注目を集め、これまでに約30カ国300公演以上のライブと共に、4度のワールドツアーを成功させている。
2016年4月リリースの最新作、デジタル両A面シングル「Afraid To Be Cool / Raise Me Up」ではiTunesチャートで1位を獲得、8月31日には1年4ヶ月ぶりとなるニューアルバム「Fire Bird」をリリース予定。9月からは全国10箇所を廻る国内ツアーJapan Tour 2016”NEW BEAT, NEW FUTURE”を開催予定。

また、アンジェリーナ・ジョリー監督映画「Unbroken」(2016年2月 日本公開)では俳優としてハリウッドデビューも果たした他、映画『Mission: Impossible -Rogue Nation』日本版テーマソングのアレンジ制作、SMAPへの楽曲提供をはじめ様々なアーティスト作品へ参加するなど、国内外のアーティスト/クリエイターから高い評価を受けている。常に世界に向けて挑戦を続ける“サムライ・ギタリスト”であり、ワールドワイドに活躍する今後最も期待のおける日本人アーティストの一人である。

OFFICIAL WEB SITE

MIYAVI
山井綱雄
(公社)能楽協会会員。
(公社)金春円満井会 常務理事(業務執行理事)。
先代79世宗家故金春信高、現80世宗家金春安明、富山禮子に師事。
金春流能楽師であった祖父の影響で5歳で初舞台。以来、 「乱」「石橋」「望月」「道成寺」 「翁」「正尊」「安宅」等の大曲を披演。
全国にて能楽公演、学校普及公演、講演会を多数開催。
2012年2月「外国特派員協会」にて能楽師初の講演会開催、2014年11月洋楽の殿堂「ビルボードライヴ東京」にて能楽師初のライヴ開催をはじめ、スコットランド エディンバラ、フランス パリ、カナダ能公演(在バンクーバー日本国総領事招聘の文化使節団長として)ニューヨーク等、海外での能楽普及にも尽力。
「能舞エヴァンゲリオン」発表、他ジャンル芸術家とのコラボレーション多数。
2011年のNHK大河ドラマ 「江」ではオープニングでの能舞創作指導、本編能楽指導を手掛ける。
2016年、NHK大河ドラマ「真田丸」に出演と能楽指導を手掛ける。

OFFICIAL WEB SITE

山井綱雄
由紀さおり
1969年「夜明けのスキャット」でデビュー。女優としても映画、ドラマへ出演、司会、バラエティなど幅広く活躍。1983年に出演した映画「家族ゲーム」では、毎日映画コンクールの女優助演賞受賞。姉、安田祥子と美しい日本の歌を次世代に歌い継ぎたいと活動を続ける。
2011年秋アメリカのジャズオーケストラPink Martiniとのコラボレーションアルバム「1969」をリリース。世界50か国以上で発売、配信され、世界的なヒットとなる。 日本の歌謡曲の魅力を世界に広めた点などが評価され、芸術選奨文部科学大臣賞など数々の賞を受賞。2012年秋紫綬褒章受章。2013年7月米ロサンゼルスにある世界最大級の野外音楽堂「ハリウッド・ボウル」でPink Martiniの公演にゲスト出演。ハリウッドデビューを飾り3夜連続で歌った。本年もバーレーンをはじめとして、世界でのステージは続いている。
2014年、45周年を迎え、記念コンサートを開催。
60年代の名曲をカヴァーしたアルバム “VOICE”に続いて、“VOICEⅡ”を2015年9月9日にリリース。
2016年2月10日シングル「人生という旅」リリース。(映画「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE」主題歌。)7月27日アルバム「あなたと共に生きてゆく~由紀さおり テレサ・テンを歌う~」(ユニバーサルミュージック)をリリース
今春、姉 安田祥子とのコンサート活動が30周年を迎え、各地で記念コンサートを開催中。

OFFICIAL WEB SITE

由紀さおり